貧乏観察日誌

世の中は貧乏に厳しいが、それでも足掻いて少しでも心でも生活でも何かしら豊かになろうと試行錯誤するブログ。

仕事を教えさせて頂くにはどうすればいいのか

こうして衰退していくのであった。

仕事にしろなんにしろ、人に物事を伝えていくというのはとても大変なことです。
それが長きに渡って伝わっていったものは、伝わっていること自体がとても素晴らしい高尚なことであると私は思います。
世の中には一代限りのもの・ことだって多くあるでしょう。もの・ことが良いものか否かはともかくとして。

そんな「伝える」ということがどれほど成し難いことかを痛感した話。

みなさんにも経験があるでしょうか。仕事でも学校でもなんでも、作業そのものは別に大したことないはずなのになぜだか「自分しかできない」こと。
何かしらの事情があったりすると思うんですが、作業が人についてしまうってことはよくありますよね。
そうならないように現場の責任あるポジションの人がうまく回したり、作業してる本人が働きかけたりが必要になってきます。

そして今、私はそんな状態なのでした。

作業はいたってシンプルなのです。
お願いされる→コピーする→貼り付ける→報告する→おしまい
本当にこんなレベルで、もうやり方さえ分かれば誰でもできてしまう恐ろしく簡単な仕事なんです。
この作業が私につく理由はすごく簡単で、私が他の仕事を殆どできないから。元々の経験値が低すぎて大したお仕事ができないのが原因です。おかげさまで単純作業が全てふりかかり、やってるレベルは低いのに一向にタスクが消化できないというもう「使えない奴」のレッテル待ったなし!の状態ではありますが、それは一旦置いておいて。

とはいえ、私だって休むときもあります。外出しなければいけない時もあります。
そんなときには誰かに任せたいのです。先日も前々から決まっていた休みに合わせてその作業が入ってしまったので、とりあえずリーダーに「できないので他の人にアサインしておくれ」と頼んだら「誰もできないから、断っておいてよ」と平然と言われました。うそやん。
なんというか、この作業を私がやる以前に行っていた方は既にいらっしゃらず。前々から人につく作業ではあったようですが、まさかいとも簡単に「誰もできない」と言われるとは思いませんでしたよね・・・!

誰もできないからやらない。そして誰もできるようにならない。という悪循環。
前々から誰か一人くらいはできるようになって欲しいと打診をしていますが、皆様もお忙しいので簡単にはいきません。
明らかに一日6時間位ひたすらデスクでスマホいじってるような人もいますが、あれも立派なお仕事なのでしょう。私のようなぺーぺーには理解のできないような高尚な仕事に違いありません。
自分から動くにもやはりリーダーにかけあうのが精一杯で、個人的に頼んで回るとなると色々と面倒事もついて回ってきそうなので、結果的にリーダーで止まったまま、私が面倒を見るしかないのです。

私の立場はあくまでも仕事を教え「させて頂く」という立場です。
一般的に考えればチームのなかで特定の作業は特定の人しかできないというのはあまりに非効率的であるのは違いないでしょう。
長い目で見ればこそ、色々な人ができるようになるのがベストだと思いますが、やはり教えられる側も教えさせて頂く側もそれなりの時間や労力が必要になります。しかも普通に考えてぺーぺーに教わるなんて…と思うのが普通ですからね。それは仕方ない。

誰でもできるような、簡単な仕事ひとつすら伝えられないのです。
それと比べて遥かに高い技術やらなんやらを何代も何代も続けていくというのは果てしない努力があって、想いがあって、成し遂げられてきたのでしょう。いずれもきっと素晴らしいものばかりです。伝えられて然るべきもの・こと。
そりゃ仕事なんか伝わらないわけです
今の作業にはなーんの技術も要りません。想いもひたすらに「面倒くさい」しかないわけで、伝えるような価値もない。

自分がその価値を見いだせない限り、いつまでもこの作業は私についたままなのかもしれません。

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