林檎と連邦捜査局と
分かんないけど、なんかアカン気がする。
アップル。それはそれは大企業。
世界中の人がiPhoneを使い、世界中の人がMacを使っています。最近はシェアを落としているみたいですが、それでもその勢いとくれば、誰もが知るところです。
そんなアップルがいま対決姿勢を構えているのは、あのFBIです。
地下鉄でノートに捜査員の名前を全部書いてしまうものの、最後の最後に重大なヒントを残して亡くなったり、天才的な詐欺師に足かせをつけて操作に協力させたりする、あのFBI。
なんだかとんでもないところと戦っているようです。流石アップル、軽々と総合格闘技にその身を投じていく。
簡単にいえば、「犯罪で使われた電話(iPhone)のロックを強制的に解除せよ!」というFBIからの要望に対して、アップル側が「マジ勘弁」と拒んでいます。
アップルVSFBI 深まる対立、個人情報保護かテロ対策か (産経新聞) - Yahoo!ニュース |
IT業界内からは色々と問題になるから、とアップル擁護派が多いみたいですね。
当然、ひとつの事例を作っていしまえばこれからもどんどんロック解除をしていく他なくなるでしょう。使っている人間からしても、当然犯罪は許しがたい行為であって、協力は惜しまないとはいえ、いきなり強面のおっさんが「携帯を出せ。ロックはこちらで解除するから大丈夫」とくれば、気持ちいい・・・わけはありません。
怪しい人のiPhoneはとりあえず検閲だー!なんてことにはならないとは思いますが、そういうものへの危惧はあるのかもしれませんね。
とはいってもですよ。個人的にはそのロック解除云々より、気がかりなことがあります。
大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王、ドナルド・トランプ氏も19日、同党予備選を控えたサウスカロライナ州での集会で「アップル製品をボイコットすべきだ」と主張。集会後はツイッターに「これからはサムスン電子の製品だけ使う」とも投稿し、アップルにFBIの捜査への協力を迫った。
アップルVSFBI 深まる対立、個人情報保護かテロ対策か (産経新聞) - Yahoo!ニュースより引用
ほう、これはとっても銀河的。
確かに思い起こせば2014年に銀河的な端末にバッグドア(勝手に誰かが自分のスマホを操作できる)が仕掛けられていた、なんていうことがありました。
なるほど、犯罪集団が銀河的な端末を使ってくれれば、あとはやり取りができないように勝手に操作したり、情報を盗み取ればいいんですもんね!これは考えましたね!
そして銀河的な端末は勝手に爆発もしてくれますからね。拠点が燃え上がってくれれな、こんな楽なことはないのでしょう。ここまで見越しているのか、流石だなトランプ氏。
でも冷静に見てみるとそういう銀河的な製品を使おうって言ってる。
これはアップルに対してのアピールってことは分かるんですが…、うん…、これ実行されないうちに、アップルさん、ある程度お願いします。