貧乏観察日誌

世の中は貧乏に厳しいが、それでも足掻いて少しでも心でも生活でも何かしら豊かになろうと試行錯誤するブログ。

噛みつくことが美徳であるのか

とんでもない奴、きた。

ゆとりですが何か。
そんなドラマが一世を風靡したのかどうかはさて置き、何かにつけて若者の失敗をゆとりのせいにしたがる昨今の世の中。
ゆとりか非ゆとりか。それだけでレッテルを貼られてしまうなんてバカげてると思うのです。ダメなやつは30代にでも40代にでも、もっと上の世代にもいるはずでしょ?

ポチポチと一体なんのために働くのか。この労働は誰の役に立っているのか。とりあえず給料安くて生きるのが辛い、と思いながらパソコンのキーボードを叩いていると、何やら斜め前方のデスクで若干のお説教が発生しているようでした。

彼ら…先輩と新人と呼びましょうか…は今月からタッグを組んでいます。新人とはいえ中途でありますから、少なくとも私よりは技術も知識も持っている。そんな新人がなんの説教を受けているのか…。
私はそっと耳を傾けて、それでも仕事に向かっていたのでした。

先輩「メモ取ってなかったからじゃないの?あの時、大丈夫か聞いたよね?」

なるほど、どうやらメモを取っていなかった新人がミスをしてしまったようです。とはいえ、先輩の温度感から察するに大したミスでは無さそうですね。
そこからまた少しやり取りが続き、突然新人が若干声を大きくしてこう言い放ったのでした。

新人「じゃあ、先輩は100%言われたことをメモできて、100%言われたことを実行できるんですよね?」

突如の逆ギレ。これには周囲もややざわつきます。やり取りのなかで、何か先輩が気に触ることを言った可能性もなくはない…けど、聞いてる限りは普通の話だったし、もう「聞き逃しました、ごめんなさい」で済む内容だと思ったのですが、きっと2人の中でしか分からない心の中の戦いがあったに違いありません。
そしてこの逆ギレには先輩も言葉にトゲが出ます。

先輩「その言い方は失礼じゃない?なに、俺に完璧にできるんだよなって煽ってるの?」

リアルで「煽ってる」って言葉、こういう意味では初めて聞いたかもしれない。
先輩の対応が正解かどうかはともかく、私ならですけどね、そんなつもりじゃないですけれど…という言葉で次の台詞を言いますよ。
けれど新人は違う。そうじゃない。誰もが予想だにしない、とんでもない言葉を言い放ったのです!



「はい」



空気が死んだ。

説教されてる側が煽んなよ!っていうかなんというか、最近の若人は変に肝が座っているというか、自分を曲げないというか、空気を読まないというか…。

ってその新人、34歳。
アラサーですが、なにか!!

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