肉が食べたい、そう、肉が食べたい
肉とにんにくはズッ友。
すた丼ってご存知ですか。
正式店名称を「伝説のすた丼」。
何がどう伝説なのかはさておいて、思ってたより広い範囲に分布していて、大量のごはんの上に大量に豚バラ肉を乗せてかっ込んで食べるという、パワフルな豚丼の一種です。
その味付けはにんにくのパンチがこれでもかときいた、いわゆるご飯によく合う味。
大盛りなど選ぼうものなら普通の人であれば完食すら難しい(私は無理です)。
更に肉増し、飯増しという別途食券を積むことで更に量を増やすことのできる狂ったシステムによって、世の大食漢の胃袋をこれでもかと満たしてくれる、そんな存在。それがすた丼。
すた丼?作ってやんよ。
■よし、すた丼を作ろう
という訳で肉です。約1キロです。一人暮らしが買うような分量ではない気がします。
本当はバラ肉の方が良かったに決まってるんですが、そちらは同額で600gでした。それでも十分なのですが、やはり私は貧乏なので少しでも量の多い方を選んでしまうのです。嗚呼、悲しきかな貧乏。
でも実際お肉としてはロースの方が美味しいですよねぇ?
豚バラなんかどこまでいっても脂食べてる気しかしないですし、もう年齢も年齢なので脂にすぐ胃がやられちゃうんですよね。
この料理においては肩ロースはカッチカチになってしまう運命しか感じ取れないんですが、それはそれ。これはこれ。肉増し増しにして食べるためにも、今は肩ロースの選択を正解だと信じたい。
長ネギがなかったので玉ねぎです。この時点で再現度が限りなく0になりましたが、玉ねぎが好きなのでこれはこれでオッケーなのです。
今回は2個ほどザクザクと刻んでおります。
刻んでる最中に零れ落ちる雫は、飽くなき肉への欲求の現れ。もっと換気扇頑張って!
味付けのタレ。
ご飯を測る計量カップ以外に我が家に計量するものがありません。
基本は醤油2、酒1、みりん1の配合量。を意識しつつ、その時の気分や調味料の残量によってフレキシブルに対応します。もう再現する気などサラサラないんですが、大体この3つの調味料でほとんどの料理ができていると言っても過言ではないと思うので、極端に偏りがなければ美味しいものができると信じています。
ちなみに映ってないですが鶏がらスープの元も投入しています。
イメージ大匙1杯は入れてない…ような気がしますが、もう今となっては全てフレキシブルという言葉で片付けようと思います。
肉を湯通ししておきます。
ロースだったら要らないかなぁ、という気もしますが、灰汁取らなくても良くなるって信じてるので、一応やっておきます。
玉ねぎをシュビドゥバっと炒めていきます。
にんにくも大量投入ですが…、投入した時点でちょっと気が付いたんです。
にんにくって長いこと火を入れると香りが飛ぶんじゃないかな…って。
特に今回はチューブにんにくですから、入れても入れてもにんにくのパンチがなかなか効いてこないですし。かといって追いにんにくするには買い物に出ないといけないですし…。
うーん…、まぁ、諦めますか。
肉はいドーン!
調味液ドーン!
にんにくチューブを遠心力の力など様々な手段を用いて、追いにんにくすることに成功しました。この時点ではそれなりににんにくが香っていますが、そもそも目標としていたすた丼のにんにく臭さがどれほどのものだったのかを覚えておりません。
目を背けたくなるほど…ではなかったと思うんですけどね。少なくともローソンのチキンよりは臭くない、そんな気がします。
全体に調味液が行き届いて、多少の煮込みを加えたら完成です!
■実食!
たまごも上手く割れないこんな世の中じゃ。
味は美味しい豚丼ですが、これすた丼の味になったのかと言われれば答えはNoですね。
やはり玉ねぎの甘さが仇になってる感あります。それ以上に味付け時点で色々な過ちを侵しているというか、途中から再現などどうでもよくなってきたというか…。
そしてこの1キロ豚丼は半分をタッパーに入れて毎日夜ご飯の冷蔵へ。もう半分をジップロックに詰め込んで冷凍保存。
これでいつでも思い立ったときに豚丼が食べられるという算段です。
貧乏の食事の基本は大量に作っておく作り置き!と、どこかで聞いた気がします。
カレーばっかり作りがちですが、大量に作っておけるレパートリーを増やしていきたい今日この頃。